ゆぃの日記帳

日常を綴ります

何となくで選んだだけなのに

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お久しぶりです ♪

 

国立大学薬学部有機研に所属しているB4のゆぃです!さて、今回私がブログに書こうと思った内容はズバリ研究室についてです!

 

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この時期は研究室配属とかで悩みますよね〜

特に薬学系の人は研究室が多分野にわたって存在するのですごく悩むかと思います><

因みに私は、「薬学部=有機化学」のイメージがあったので有機系研究室を志望しました(笑)

 

そんなウキウキした気持ちで私は某有機系研究室へ配属されました。そして、基礎実験が終わって指導教官から卒業研究のテーマが渡されました。

私のテーマは『全合成』でした!ボスには「全合成をやりたいです!」と事前に言っていたので希望が通って嬉しかったです✨

私はこの時、研究室配属における『教員ガチャ』『テーマガチャ』『同期ガチャ』全て当たったと確信していました!

 

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ーしかし、これが悪夢の始まりでしたー

 

私が全合成しようとしてる化合物は不安定な化合物群であって、合成例もあまり存在しませんでした。前々任者の人が安定化させるために置換基を導入した形でアナログ合成を行っていましたが、私は対応する骨格を構築することが出来れば同様の流れで全合成を達成できるのではないかと考え(実際は指導教官が考えています笑)実験を始めました。

前任者の人がある程度の段階までルートを確立してくれていたので、それに沿って実験を行っていたのですが...........なんと、再現性が全く取れないのです。この再現性を取るために、私は2ヶ月近くかけて実験条件を少し変更しながら合成を試みていました。

しかし、上手くいかないのです。

 

2ヶ月近く同じような実験をして、失敗して....無を精製しているせいで私の精神は徐々に磨り減って行きました。

この辺りから私と指導教官との間で溝が生まれはじめました。実験が上手くいかないのを全て私のせいにされ、嫌がらせとも取れる行為をしてくるようになりました。研究室という閉鎖的な空間で長い時間高圧的に詰められるーこれが私の精神を限界近くまで追い込みました。

私は研究者を目指すため、アカデミアへ進むために私は博士を目指していました。元々、我慢強い人間であったため多少の理不尽には耐えれる自信がありました。しかし、正直なところ今はもう学士でもいいので"研究"というものから離れたい、逃げたいと思うようになってきてしまいました。(就活をしていないので修士課程へは行かなきゃいけないんですけどね。ちなみに修士1年で公務員の希望するところに通った場合、研究すっぽかして就職する気です笑)

 

 

そして、一向に上手くいく気配を見せないまま失敗し続けていたある日の事。できてない旨を伝える憂鬱な実験報告を終えた時、指導教官から「研究室の夏休みに入る前までに再現性を取れなかったらテーマを変更しよう。」と言われました。

 

唖然としました。

この時期のテーマ変更はすなわち私の1年近くの努力を白紙に戻すという事を意味します。

 

それと同時に、私はこのまま学士も修士も取れないのではないかというそこはかとない不安が一気に襲いかかってきました。

 

「何となくおもしろそうだから」

 

こんな些細な気持ちで研究室を選んだばかりに。

 

 

こんな憂鬱な気分になっても明日は理不尽にもやってくる。そして、無駄に時間が過ぎ去って行く.....もういっその事、夜が明けなければいいのに。

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